1954-04-06 第19回国会 衆議院 内閣委員会 第20号
この欠陥をたくみに利用して、法制化するに当つて官僚特有のテクニツクによつて骨抜きにして、政治と軍事の実権を防衛局に集中してやつたものであり、これは少壮官僚の下剋上的機構である、明らかにそう見えるのであります。根本的に改めないと、長官はまた総理大臣と同じようにロボツトに浮き上つてしまつて、防衛局長がすべての実権を握る。
この欠陥をたくみに利用して、法制化するに当つて官僚特有のテクニツクによつて骨抜きにして、政治と軍事の実権を防衛局に集中してやつたものであり、これは少壮官僚の下剋上的機構である、明らかにそう見えるのであります。根本的に改めないと、長官はまた総理大臣と同じようにロボツトに浮き上つてしまつて、防衛局長がすべての実権を握る。
戦争の始まる前には、荒木大将が文部大臣になり、まあ戦争の始まるすぐ前というのはたいへんなものですよ、今またあなたのような強い強いことを言う人が文部大臣になつて、教員を守るというあめのついたような言葉で、教員の自主制を守り、不当なる支配から守つて、やるのだと言つて、教員自体の組織しておるものを弾圧して、そこはいかぬ、ここはいかぬと言つて骨抜きにしてしまつて、そして教員の自主性を尊重してやるのだ、不当なる
この改正法の内容とするところは、すなわち条件をつけて、ある特定の場合におけるカルテルを認容せんとするのでありますが、私はこのカルテルの認容は、いかなる条件があろうとも、カルテルを認めること自体、すでに独禁法の完全なる精神を失つて骨抜きにしたものであると論ぜざるを得ないのでありまして、まず第一にこの改正法案がカルテルの中に正当、不当の区別をつけようとするがごときが、そもそも誤りであるということを申し上
しかしながら、過去何回かの行政整理が、その都度与党たる自由党の議員諸君によつて骨抜きにせられて来たことを思うと、実際問題として、国民が期待するがごとき行政整理が吉田内閣の政治力でできるかどうかということについて、一片の危惧なきを得ないのであります。
従つて、骨抜きになる部分だけをつかまえて、しかもまた日本人にだけ義務を負わせて、そうして連合国人には條約違反として及ばないような法律をここに規定しましても、その効果からいたしまして、非常に日本人に不利な立場になる、こういう結果になると思うのであります。
そうして、内部のごしやごしやと、外部の官僚からの圧迫によつて、骨抜きの法律案にしておる。これを国民に示して、はたして国会は、義務教育費の国庫負担という文化的な日本の大目的に対して忠実にやつていると言えるかどうか、われわれは疑問に思う。 しかして、文部大臣は、かような法律案を提出すると、ころの政治力がない。
これは結局は基準法の六十四条、十八才未満の就労禁止ということを命令によつて骨抜きにする結果になるわけでありまして、今度の労働基準法の改正の中での最大の改悪であるというふうにわれわれは考えまして、絶対に反対するものでございます。
今回の整理はできるだけ直接監督の衝に当つている人には触れないで、事務所でいろいろな雑務等をやつている人に犠牲を払つていただきたいというつもりでおりますから、基準行政を今回の行政改革によつて骨抜きにするという意思は毛頭ありません。
そういう意味合いにおきまして、決して政府原案が修正によつて骨抜きになつたものとは、考えておらないのであります。
今次の政府國管法案は、少くともあらゆる謀略によつて骨抜きにされまして、現在におきましては、完全に金融資本と抱き合つて、官僚の独善性をはつりきりと望見できるのでございます。一九四六年九月四日の対日理事会におきまして、米國の提案中に左のようなことが述べられております。日本の炭鉱業は、あらゆる経済活動ときわめて密接に関係しておる。從つて國有化の提案を檢討する理由が十分にある。